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幼稚園の個人懇談で。

今回は長女のお姉ちゃんのお話です。

夏休み前、幼稚園の個人懇談に行ってきました。

普段バス通園をしているのであまり先生とお話する機会が少なく、今回は日々の園生活をどのように過ごしているか担任の先生から色々と聞くのが楽しみでした。

でも、1学期は心配な出来事もありました。
ある日とつぜん、お姉ちゃんが幼稚園に行きたくない、休みたいと言ってきたのです。

「どうしたの?」と聞くと、

「◯◯ちゃんが、◯◯(長女)のことを叩くんよ。」と。

「どうして?」

「なんでか分かんないけど、叩くんよ、先生に言っても。だから行きたくない。」と。

「叩いたらダメだよって教えてあげたら?」

「ダメだよって言うんだけど‥。」

幼稚園であった出来事を細かに
報告をするのもまだ難しい年中の娘、

精一杯伝えようとしてきたのかな。

行きたくない原因がそれだけなのかも分からない、けれどもとりあえず叩くというのはとても心配。


すぐに幼稚園に問うことはせず2、3日様子を見て、その間家族や次女の療育の先生に相談をしてみることにしました。


ある夜、パパが長女に聞きました。
「なんで◯◯ちゃん、叩くんだろうねぇ~?」


するとお姉ちゃんは、
こう言いました。


「たぶん、◯◯ちゃん、◯◯(長女)のことが好きなんじゃない?」


‥私にとってはとても、
予想だにしていなかった言葉でした。


そうか。◯◯(長女)はそれを愛情表現だと、
叩くということは決して良くはないことだけれども、その子にとっての愛情表現だと捉えたのか。


そうかもね。きっと、そうかもね。。
お姉ちゃんのこと、ギュッと抱きしめました。


それから暫くして、娘は幼稚園に行きたくないと言わなくなりました。


そして◯◯ちゃんは、言葉がまだ少ないそうで、
加配の先生がそばについているということを知りました。


そうだったのか。
娘の言う通り、もしかしたらその子にとっての愛情表現がそのような形で出てしまったのかもしれない。
どちらの立場の気持ちもわかる私たちにとっては、今回の件は悩む出来事ではありましたが、それ以来はそういうこともなくなって、
また楽しそうに幼稚園に通う娘を見て、
一安心していたところでした。

結局今回は担任の先生に相談しませんでしたが、
療育の先生からは、こういう事があった、
お姉ちゃんが幼稚園に行きたくないと言った
事実は担任の先生にお話しても良いのではないかというアドバイスもあり、懇談のときに少しまとめてお話をさせてもらいました。


すると担任の先生が、
「◯◯(長女)ちゃん、◯◯ちゃんといつも一緒に遊んでいて、とっても仲良しなんですよ。」と。


「え、そうなんですか。」


「この前は◯◯ちゃんが落としたお箸を拾いにいってあげていました。」


「それと、同じバスの年少さんの子の面倒も良く見ていてくれて、くつ箱の場所を教えてあげたり、バスの所まで手を引いて連れて行ったりしてくれているんですよ。」


まだ5歳の長女は、
周りの子たちのお世話を、、
そんな長女の姿を想像した私は堪えきれず、
一気に涙を流してしまいました。


あぁ、◯◯(長女)はこんなにも優しい子に育っているんだ‥。


ママが見ていないところでも、自分から率先して周りの子を助けるような、そんな優しい子に育っているんだ。


まさか懇談で、先生の前で泣くと思わなかったけれど、感極まってしまいました。


そして学期の最後、1学期の記録を
おうちに持って帰ってきました。


バッグを開けて記録の中身を見てみると、
学期ごとに1枚ずつ貼ってある写真、
今回映っていたのは偶然にも、


◯◯ちゃんと2人で、仲良さそうに一緒に映っている写真でした。


いつも幼稚園頑張っているお姉ちゃん、


優しいお姉ちゃん、


時には甘えん坊さんのお姉ちゃん、


次女のことももちろんだけど、


これからもいっぱいいっっぱい!!の


愛情で育てるからね。


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こころさく。

Author:こころさく。
ダウン症児と向き合う、育児、療育ブログ。
H25年1月に次女が誕生。生後すぐNICUに。チアノーゼ、多血症、肺高血圧でした。退院後の検診で、心房中隔欠損症と肺動脈狭窄症の疑い。心臓カテーテル検査後、新た乳び胸がわかり、ドレーン貯留し入院継続。胸水が溜まらなくなり、退院。
手術が決まり再び入院するが、カテ後手術不可の判断。内科的治療を開始し、1年後再びカテ入院。検査結果、肺高血圧の改善がみられました。現在引き継ぎ内科的治療で経過観察中。

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